相撲取りに限った話でないが、スポーツ選手の
転職事情はなかなか厳しいものがある。
野球選手がお好み焼き屋をやったり
相撲取りが、ちゃんこ料理屋をやったりしても、
しょせんは、世の中にあるフードサービスの
1つでしかない。
暑い時にちゃんこやお好み焼きを食べたいかというと
当然ながら、厳しくなる。
それゆえ、他の展開も考えなければならないわけだが、
資本金が、現役時代に稼いだ程度であれば
ビジネスとしても、たかがしれている。
要は多角展開の前に「底をつく」わけだ。
ちなみに、ちゃんこ料理店を全国展開していた
元横綱3代目若乃花の花田勝氏。
2002年に設立した会社は、約4億4700万円の負債を抱え
倒産。
この会社は「Chanko Dining若」を展開していたが、
鍋料理であることから夏場の客足が落ち込んで経営が低迷。
残業代の不払いで元従業員から労働審判を申し立てられるなど、
苦しい資金繰りが表面化していたのも記憶に新しい。
そこで店舗改装などで客足の回復を図ったが、立て直せなかった
というわけだ。
30代半ばという、働き盛りで現役を引退していく
スポーツ選手。
彼らの第二の定職というのは、
なかなか厳しいものがあるのだろう。
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