仕事がある…といっても、日本人は選り好みをする……。
一方で、日本は島国ゆえに、外国人が定着することを
自然と拒んできた経緯がある。
中小企業にとって、外国人就労者は
頼らざるをえない戦力なのだろうが、法は柔軟ではない。
たとえばこんな事件があった。
埼玉県戸田市の食品加工会社「農産物流通サービス」の清川光雄社長(55歳)、小川泰秀工場長(50歳)が、不法残留の外国人を雇用した入管難民法違反(不法就労助長)容疑で逮捕された。
埼玉県警は同社で働く外国人76人を入管法違反容疑で逮捕した。捜査によると、同社に中国人不法労働者が集まっていた理由は清川容疑者の雇用方針にあるという。2006年以降、清川容疑者は一部中国人のビザが期限切れになっていたことを知りながら雇用していた。
また清川容疑者は私立大学に在籍している中国人留学生・初振楠(シュー・ジェンナン、25歳)に中国人アルバイトを紹介するよう依頼、紹介料として1人あたり3万円を支払っていた。これまでに50人以上が紹介されていたという。
同社の従業員200人のうち半数が中国人などの外国人労働者。日勤の場合、外国人の時給は760円と日本人より40円低かったが、夜勤の場合は日本人と同じ900円が支払われていた。清川容疑者は「日本人は夜勤も立ち仕事も嫌がる。少し辛いとすぐ辞めてしまうから」と動機を話している。
たった数十円の自給の違いと環境の違い。
仕事がない…という以前に、日本人はもっと仕事にありつかないと
ならないのかもしれない。
▼外国人労働者受け入れは日本をダメにする
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