転職希望者の人が、転職する理由として最も多いのが、「人間関係(上司・同僚と馬が合わない)」と「お金関係(給料が安い)」の2つらしいです。でも、面接で転職理由を尋ねられて「いやー、ぶっちゃけ給料安くて〜」というのはNGらしいです。では、こういった場合、どのように切りだせば良いのか。
800人規模の会社で、数百人もの採用者と話をした人事担当者で、自身も転職経験のあるAさんに話を聞きました。
――転職理由として「給与が安い」と切り出すのはダメなんですか?
「もちろん、給与や人間関係というのは大事な条件です。でも、単刀直入に切り出すのはよくないです。現在の会社の給与が(自分の働きぶりに比べて)安いという人は『自分のスキルをもっと活かせる職場が転職動機です』と言えばいいんじゃないでしょうか」
――うまい言い換えですね! じゃあ、人間関係で困った果てに転職の場合は?
「いくらパワハラ上司に嫌気がさしたうえでの転職でも、そのまま話してはNG。やはり、『意識の高い職場で働きたくて』などと話すのがベターでしょう」
Aさんに聞いて感じたことがひとつ。ウソをつくわけではなく、うまくオブラートに包みつつも、真実を語っている点だ。ちょっとした方便は必要でも、まったくのウソを話してはいけないということだろうか。
――オブラートに包みつつも、真実を話すのが重要なんですね。口触りのいいうそばかりだとダメなんですか?
「そもそも、面接試験で面接官が何を見ているかというと、コミュニケーション能力を見ているわけです。だから言いたいことを言えないのもNGだし、自分の意見を主張しすぎるのもNGです。ですから、自分の転職希望は、相手に伝わらないのもダメだし、かといって押し付けすぎるのもよくないです。普通に考えれば『職場の人間関係がよくなくて』と言われたら、“この人に問題があるんじゃないか”と思うのが常でしょう」
面接はきれいごとを並べるわけではなく、オブラートに包みつつも客観的な真実を語る場所なんですね。
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