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雇用環境がどれほど悪かろうが、転職したいと願うサラリーマンは大勢いる。ビジネスマンを対象にした市場調査で定評のあるインテージが実施した「仕事に対する意識調査」で分かった。

「転職したいと思っているか」の質問に対し、転職時期は別として「イエス」と答えた人が42.1%もいたのだ。10人のうち4人以上も転職願望を持っていることになる。

 驚くのが、転職したい理由だ。トップは「給与が安い」の50.6%。以下、「仕事にやりがいを感じない」(34.2%)、「キャリアアップ・スキルアップしたい」(33.0%)、「会社の将来が不安」(30.4%)だった。

 昨年までとは辞めたい理由が様変わりしている。転職情報の「DODA」が昨年実施した調査では、1位が「会社の将来が不安」で、「給与に不満がある」は4位だった。

「2つの理由が考えられます。不景気続きで給与がまったく増えないので不満が爆発した。もうひとつは、堅調な企業業績を背景に、転職してもっと稼ぎたいと思うプラス志向の人の増加です」(シンクタンク関係者)

 どっちにしても、いま勤めている会社の給与がグーンと上がれば、転職なんて考えないということになる。経営者は考えたほうがいい。

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